しっかりシャンプーしていても、ふと気になる頭皮の臭いあなたは大丈夫ですか?
女性からいい香りがするとそれだけでも素敵だなと感じ好印象を持ちます。しかし、どんなにキレイにしている女性でも頭皮から臭いがしてきたら幻滅して残念な気持ちになりますよね。
それだけ女性にとって体臭や頭皮の臭いケアは重要です。ですが、頭皮の臭いは自分ではなかなか気づきにくいので自分には頭皮の臭いがあるのか、頭皮の臭いが気になるけどどのような対策をすればよいのかわからないという人も多いかもしれません。
こで、今回は毎日シャンプーしていても頭皮の臭いが気になるという人や自分の頭皮の臭いは大丈夫か心配という人に頭皮の臭いの原因と頭皮の臭い対策についてお伝えしていきます。
あなたは頭皮の臭い大丈夫!?
汗をかいたり暑い時期になると気になるのが臭いです。
なかでも頭皮のニオイは自分では気づきにくいので、気づかないうちに周囲の人に不快な思いをさせてしまっていることもあります。そこで、まずは自分の頭皮の臭いを確認してみましょう。
頭皮の臭いをセルフチェック
自分の頭皮の臭いがあるかどうか簡単にチェックできるので試してみてください。
◆頭皮を指で触りニオイを確認する
頭皮の臭いチェックは、頭皮を指でこすってニオイを嗅いでみることによって確認できます。指のニオイを嗅いでみて不快ならば頭皮が臭くなっています。頭皮はシャンプーをしてから時間が経てば経つほど臭いやすくなるので1日に何度かチェックしてみるのがよいですね。
◆枕カバーのニオイを確認する
自分の枕や枕カバーで頭皮の臭いを確認します。枕はひと晩中、頭と接しているため臭いがつきやすい場所です。しかも毎日使用しているにもかかわらず毎日は枕カバーを変えていないという人も多いので頭皮の臭いが染み付いていて確認しやすいです。
◆ドライヤーの風を当てて臭いを確認する
頭を上げた時や振り返った時などに、ふと自分の頭皮の臭いを感じる時があります。これは、風向きによって頭皮の臭いが自分の方に流れてくるからです。この現象と同じように後ろからドライヤーの風を当てることで、風向きが自分に向き頭皮の臭いを確認することができます。
あなたの頭皮の臭いはどうでしたか?
今は頭皮の臭いを感じてなくても、臭いが気になる時もありますよね。一体、頭皮の臭いの原因にはどんなものがあるのでしょうか。
頭皮の臭いの原因
頭皮の臭いの原因には、汗やホコリなどの髪の汚れ、皮脂などの他にも生活習慣や年齢などいくつか原因があります。頭皮の臭いは、臭いの原因を改善しないままヘアスプレーやヘアコロンなど誤魔化してしまうと余計に臭いがきつくなってしまいます。
そのため、頭皮の臭いを改善するためには、頭皮が臭う原因をしっかり知っておきましょう。
頭皮の臭いの原因:皮脂の異常分泌・酸化
頭皮にはTゾーンの2倍近くも皮脂腺があり、皮脂の分泌が多くなるとシャンプーをしても皮脂が頭皮に残ってしまいそれが酸化して頭皮の臭いを発生させます。
◆食生活
頭皮の皮脂の分泌が多くなるのは食生活が影響しています。
ファーストフードや肉、揚げ物などの脂質の多い動物性タンパク質中心の食生活は、臭いの元となる物質が体内に溜まり体臭や頭皮の臭いの原因になります。脂っこい食事が多くなると頭皮の皮脂腺が活発になり過剰に皮脂を分泌させてしまいます。その結果、皮脂の酸化がおこり臭いが生じます。
◆ストレス
ストレスは自律神経などにも影響を及ぼし睡眠不足や生活の乱れ、皮脂の異常分泌などさまざまなところに影響を与えます。
皮脂が異常に分泌すると活性酸素を大量に作り体内の脂質と結合し、臭いの原因である「過酸化脂質」を作り出します。その結果、頭皮の皮脂は酸化が早まり臭いがきつくなります。
頭皮の臭いの原因:頭皮の乾燥
乾燥した頭皮は潤いを補うために皮脂を過剰に分泌させますが、この頭皮から分泌した過剰な皮脂が酸化すると頭皮の臭いが発生します。
頭皮は紫外線を浴び続けると水分が奪われ乾燥してしまいます。また、乾燥した頭皮の角質細胞が剥がれフケが増えてきます。フケ自体には臭いはありませんがフケを放置しておくと頭皮の臭いの原因になります。
フケは雑菌の栄養成分となり雑菌が増殖し皮脂を酸化・分解して臭いを発生させます。
頭皮の臭いの原因:女性ホルモンの低下
30歳後半になると女性ホルモンの分泌が低下してきます。女性ホルモンが低下すると加齢臭の原因とも言われる成分「ノネナール」が発生します。
ノネナールは皮脂に含まれるヘキサデセン酸が酸化・分解されるときに発生し年齢とともにノネナールの量が増加していきます。
女性ホルモンは皮脂の分泌を抑える働きがあるのですが、40歳を過ぎると女性ホルモンが減少するため皮脂の分泌が過剰になり、頭皮の臭いの原因となる「ノネナール」も増えてきます。
頭皮の臭いの原因:間違ったシャンプーの仕方
毎日シャンプーをしているにもかかわらず頭皮の臭いが気になる人は、シャンプーの仕方やシャンプーが原因かもしれません。
毎日シャンプーをしていても皮脂や汚れがしっかり落ちていないことや、シャンプーのすすぎ残しなどで頭皮環境が悪化してしまい頭皮の臭いが発生している場合もあります。
洗浄力の強いシャンプーは必要な皮脂までも落としてしまい皮脂分泌を促してしまったり、刺激の強いシャンプーの成分が原因になっていることもあるので、頭皮の臭いをなくすためには正しいシャンプーの仕方やシャンプー選びはとても重要です。
頭皮の臭いの原因:シャンプーの成分
髪の健康にはノンシリコンシャンプーが良いと言われているので、ノンシリコンシャンプーを使っている人も多いですよね。でも実は、このノンシリコンシャンプーが頭皮の臭いの原因になっていることがあります。
シリコンは髪のキューティクルをコーティングして手触りよく艶やかな髪にするなどの効果があります。一方、ノンシリコンはシリコンが含まれていないため髪がきしんだりするのを防ぐためにシリコンに変わる油が使用されています。
そしてノンシリコンシャンプーの多くは洗浄力が弱いため、この油を1度洗うだけではしっかり落とし切れず酸化してしまうことで頭皮の臭いが発生します。
頭皮の臭いの原因:頭皮の雑菌の増殖
◆髪を乾かさない、自然乾燥
シャンプー後にしっかりドライヤーで乾かさずに自然乾燥という人は要注意です。
シャンプー後の自然乾燥ではしっかりと髪を乾かすまでに時間がかかります。夜、髪を洗った後、寝るまでの数時間では根元や髪の内側は生乾き状態である可能性があります。髪を生乾きのまま放置していると頭皮に雑菌を増殖させ臭いの原因となります。
◆シーツや枕が汚れている
寝ている間には思っている以上に汗をかいています。毎日使用する枕やシーツなどは綺麗なように見えて結構、汗や皮脂などの汚れが付いていて雑菌の温床となります。枕やシーツは毎日変えていないという人も多く、その枕やシーツで毎日寝ているわけですから、頭皮に臭いが移ってしまうこともあります。
頭皮の臭い対策
頭皮の臭い対策は、頭皮を清潔に保ち健康な頭皮環境を作ることです。そのためには次の方法を試してみてください。
髪の臭い対策:シャンプー方法を見直す
頭皮の臭い対策は、毛穴の皮脂や汚れをしっかり落とすことが重要。そのためシャンプー方法を少し変えてみましょう。
しっかり汚れを落とすためには次のことを意識してみてください。
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正しい髪の洗い方についてはこちらの記事を参考にしてみてください!
【正しい髪の洗い方】1日15分の努力で美髪を手に入れ綺麗女子へ
髪の臭い対策:自分にあったシャンプーを見つける
シャンプーの選び方も見直してみましょう。
洗浄成分の強すぎるシャンプーは、必要な皮脂や潤いを取りすぎてしまい頭皮のバランスが崩れバリア機能が働かなくなります。
皮脂の過剰分泌や雑菌の増殖、頭皮の乾燥など臭いの原因となったり頭皮の臭いを悪化させる可能性があります。そのため頭皮の臭いが気になるからといって洗浄力の強いシャンプーを使うのは避けましょう。
洗浄力の強さはシャンプーの配合成分で確認することができます。
洗浄力のシャンプーには「ラウリル硫酸Na」などが使われている高級アルコール系シャンプーです。市販されている多くのシャンプーに配合されていて比較的安価なシャンプーです。
一方、洗浄力が優しいのが「ココイルグルタミン酸系」「タウリン系」「ベタイン系」などを含む人気のアミノ酸シャンプーです。
だだし、ノンシリコンシャンプーも注意が必要です。ノンシリコンシャンプーに含まれている油が酸化しやすい性質のためしっかり洗い流さないと頭皮の臭いの原因になることもあります。ノンシリコンシャンプーは髪にいいといってもしっかり洗い流しましょう。
また、頭皮の臭いを消臭する効果が期待できるシャンプーや毛穴の皮脂をキレイにしてくれる頭皮のクレンジングオイルなどを使用するのもおすすめです。
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まとめ
意外と自分では気づかない頭皮の臭い、あなたは大丈夫でしたか。
顔やお肌に比べてなかなかしっかりケアできていない頭皮ケアですが、頭皮の臭いは最低限のエチケットですよね。しかも健康な頭皮環境はへアトラブルを防いでくれます。
簡単なケアで頭皮の臭いも気にならなくなるので、試してみてくださいね。