年齢とともにお肌の状態は変わってきます。
当然クレンジングも若い時と同じというわけにはいかなくなってくるので、お肌の変化が気になる30代40代は自分に合うものを見つけておきたいものです。
しかし、メイクはしっかり落としたいけど肌への刺激や乾燥が気になるし、肌にやさしいクレンジングはしっかり汚れが落とせていない気がする、などなかなか自分に合うクレンジングを見つけられない!という人も多いかもしれません。
そこでおすすめなのが、最近CMでも目にするようになったクレンジングバームです。
クレンジングバームは洗浄力は強いのに肌に優しく毛穴の汚れもキレイにしてくれると口コミで人気のクレンジングです。
そこで、今回はクレンジングバームとはどんなクレンジングなのか特徴や使い方、選び方についてご紹介していきます。
クレンジングバームとは
クレンジングバームとは固形状のクレンジング剤ですが肌に乗せると体温でオイル状に変化するタイプのクレンジングです。
洗浄力は高いのに肌への摩擦が少なく保湿力もあるクレンジングで、毛穴ケアやマッサージにも効果が期待できます。
クレンジングオイルとクレンジングクリームの中間くらいのクレンジング剤で、年齢とともに洗浄力や肌への負担、乾燥などが気になる人におすすめです。 しかもオイル状なので馴染みもよく洗い流しもスムーズな上にW洗顔不要なものも多いので時短ケアも可能です。
では、早速クレンジングバームとはどのようなものか特徴を詳しくお伝えしていきますね。
独特のテクスチャー
クレンジングバームの特徴とは、最初は固い状態なのに肌に乗せると体温で溶けて柔らかくなるという独特のテクスチャーです。
体温に反応して溶けるとクレンジングバームはオイル状になりオイルタイプとクリームタイプの中間のようなテクスチャーになります。
固形状のクレンジングバームの多くはジャータイプの容器で専用のスパチュラ(ヘラ)を使って中身を取り出すのでこぼさず取り扱いやすいのも特徴です。
なぜ肌の上で溶けるの
クレンジングバームのバームとは「半固形」という意味です。
クレンジングバームは、クレンジングオイルを蜜蝋やワセリンなどで固めたものなので肌の上に置くとオイル成分が体温に反応して溶け始め柔らかいトロっとした状態に変化していきます。
クレンジングバームの固さや溶けやすさは商品によって違いがあります。クレンジングバームのテクスチャーは滑らかなテクスチャーのものもあれば、シャーベットのようなさらっとしたテクスチャーのものもあります。
クレンジングバーム選びのポイントとして自分の好きな固さを見つけるのも良いですね。
高い洗浄力なのに肌にはやさしい
洗浄力は強いのに肌にやさしいというのもクレンジングバームの特徴です。
クレンジングバームは油性成分がクレンジングオイルと同じなので洗浄力が高くメイク汚れも毛穴汚れもスッキリ落としてくれます。
でも…クレンジングオイルといえばその洗浄力の高さから必要な皮脂まで洗い流してしまう可能性も高く40代以降の乾燥しがちな肌や敏感肌などのデリケートな肌質の人には向いていないと言われるクレンジングですよね。
しかしクレンジングバームはクレンジングオイルとクリームの両方のメリットを兼ね備えているので、洗浄力が高くても必要な皮脂まで洗い流すこともなく洗い上がりは適度な潤いをキープしてくれます。
クレンジングバームが肌に優しい理由
クレンジングバームが肌に優しいのは肌への密着度が高いことです。
肌の上に乗せた固形状のクレンジング剤が体温で溶けると肌に密着し染み込んでいき、しっかりとメイクと馴染んでいきます。そのため摩擦が少なく肌への負担が抑えられるからです。
またクレンジングバームには保湿効果の高い成分が多く配合されている商品が多いので、洗い上がりに肌はしっとりしていています。乾燥肌や敏感肌などのデリケートな肌の人でも安心して使えるクレンジングです。
毛穴ケアにも効果が期待できる
クレンジングバームの中には毛穴ケアの効果も期待できる商品も多くあります。
クレンジングバームが毛穴の奥まで浸透するのでしっかり毛穴の汚れを落として毛穴の黒ずみや毛穴の開きといった毛穴のケアにもおすすめです。
また毛穴や角質ケアとして使われるピーリングの成分(AHA・BAH)が配合されているものや微粒のスクラブが配合されているものもあるので肌のツルツル感やメイクのノリも違ってきます。
クレンジングバームの選び方
クレンジングバームの選び方は、肌質や肌のお悩みライフスタイルなどから選ぶと自分にあうクレンジングが見つかります。
2種類のタイプで選ぶ
クレンジングバームには「洗い流すタイプ」と「拭き取るタイプ」の2種類あります。どちらのタイプのクレンジングバームを選ぶかは肌質やライフスタイルによって選ぶとよいでしょう。
洗い流すタイプ
クレンジングバームを馴染ませた後に洗い流すタイプで、乾いた手や顔に使用するタイプと濡れた手や顔でも使うことができるタイプの2種類あります。
基本的にクレンジングの効果を高めるためには乾いた手や顔に使用する方が良いですが、クレンジングバームはお風呂で使っても大丈夫です。柔らかくなった毛穴にクレンジングバームが馴染んで毛穴の汚れをしっかり落としてくれます。
拭き取るタイプ
クレンジングバームを馴染ませたあとにコットンなどで拭き取るタイプです。拭き取りタイプは時間がないときや顔を洗うのが面倒というくらい疲れているときなどはとても便利ですよね。
しかし、肌への負担を減らしたい40代や敏感肌、乾燥肌などデリケートなお肌には「洗い流すタイプ」のクレンジングバームをおすすめします。
拭き取りタイプのクレンジングはクレンジングを拭き取る際に摩擦が生じやすく肌への刺激が強くなりがちです。
W洗顔の有無
クレンジングバームはクレンジング後、洗顔が必要なタイプと不要なタイプの2種類ありますが、クレンジングと洗顔が一緒になっているW洗顔不要なものがクレンジングバームには多いです。
クレンジングバームは洗浄力が強いのでクレンジング後に洗顔をしてしまうと必要な皮脂まで取り除いてしまったり摩擦など肌への負担が大きくなります。
そのため、肌の負担を抑え潤いを保ちたい乾燥肌や敏感肌、40代にはW洗顔不要のものがおすすめです。また、W洗顔が不要なタイプは仕事や育児などで忙しい人には手間がかからないので嬉しい時短ケアになります。
一方、クレンジング後洗顔をしないと洗い上がりのベトつきが気になるという人は、洗顔が必要なものを選び肌への負担を考えてやさしく洗顔するようにしましょう。
保湿成分が高いもの
クレンジングは美肌を維持するための基礎スキンケアでもあり肌トラブルの原因にもなるとても重要なスキンケアです。
特に肌トラブルが増えてくる40代からのクレンジングバームはお肌の潤いを保つために保湿成分が多いものを選びましょう。
<保湿効果が高い成分>
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クレンジングバームの使い方
クレンジングバームは、他のクレンジングとは違い独特のテクスチャーなので、使い方や使用感が少し異なります。ではクレンジングバームの正しい使い方を簡単にご紹介します。
step1 クレンジングバームを適量取る
適量のクレンジングバームを手のひらに取り少し温めてから顔にのせていきます。最初は固形状なので手のひらで少しオイル上に溶かすと使いやすくなります。必ず手と顔は乾いた状態で行います。
クレンジングバームを取り出す際には必ずスパチュラ(ヘラ)などを使います。クレンジングバームは容器に入っているものが多く指で直接とってしまうと雑菌が繁殖してしまう可能性もあるので注意しましょう。
step2 顔全体に馴染ませる
軽く温めたクレンジングバームを顔全体に広げ指の腹を使って小さな円を描くようにメイクになじませていきます。
クレンジングバームは滑りの良さと摩擦の少なさからマッサージすることも可能です。
しかし長時間のマッサージは必要な皮脂まで洗い流してしまったり、せっかく浮き上がらせたメイクや汚れを再び毛穴に戻してしまう可能性もあるので目安として1分以内にしてくださいね。
<バームを馴染ませる順番>
- ・Tゾーンや額・鼻など皮脂の分泌が多い部分
- ・頬やフェイスライン
- ・小鼻や目尻などの細かい部分
step3 乳化させてから洗い流す
顔全体に馴染ませたら水やぬるま湯をほんの少し手に取り白っぽくなったらぬるま湯で洗い流します。クレンジングバームもオイルクレンジングと同じで必ず乳化させてから洗い流します。乳化のポイントは少しずつ水を加え「ふっと軽くなった」と感じたらOkです。
また、洗い流す際には熱いお湯やシャワーを直接かけて洗い流すと、シワやたるみの原因になる可能性があるのでぬるま湯で優しく洗い流すようにしてください。
まとめ
洗浄力が強いのにお肌に優しいクレンジングバームは保湿成分や美容成分も豊富に配合されているものも多クあります。
クレンジングバームはクレンジングだけでなくケアもできるスキンケアとしてお肌の悩みが気になる人やデリケートなお肌の人にはおすすめです。
自分に合うクレンジングをまだ見つけられていない人は一度試してみてくださいね。